【長崎 観光地 旅行記 廃墟】軍艦島(世界遺産)への行き方(クルーズ ツアー)、所要時間、交通費

軍艦島(ぐんかんじま)は長崎県長崎市にある世界遺産です。

軍艦島への行き方所要時間タイムスケジュールと交通費を記載します。

軍艦島(世界遺産)とは

軍艦島(ぐんかんじま)とは、「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」として世界遺産に登録されています。
「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」は23の構成資産があり、その中の1つの「端島炭鉱」にあります。”端島”というのは軍艦島の正式名称です。通称の軍艦島の方が有名です。

軍艦島(正式名称:端島)とは

 

長崎港から船で約40分のところに位置する端島(はしま)。小さな海底炭坑の島は、岩礁の周りを埋め立てて造られた人工の島です。岸壁が島全体を囲い、高層鉄筋コンクリートが立ち並ぶその外観が軍艦「土佐」に似ていることから「軍艦島」と呼ばれるようになりました。最盛期の1960年には約5300人もの人が住み、当時、日本一の人口密度を誇っていました。島内には小中学校や病院などを完備、映画館やパチンコホールなどの娯楽施設もあり生活の全てを島内で賄うことができたそうです。

 

端島炭坑の石炭はとても良質で、隣接する高島炭坑とともに日本の近代化に大きく貢献しました。しかし、主要エネルギーが石炭から石油へと移行したことにより衰退の一途をたどり、1974年に閉山。島民はさまざまな思いを胸に島を去り無人島となりました。

 

2009年に一般の方の上陸が可能となり、現在では多くの方が上陸ツアーに参加して軍艦島を訪れています。
2015年7月世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産 ~製鉄・製鋼、造船、石炭産業~」として正式登録されました。

 

長崎市ホームページより抜粋

軍艦島への行き方|ツアーを申し込む

軍艦島はその名の通り、「島」なので船で行く必要があります。

各クルーズ会社が行っている「ツアー」に申し込みます。

ツアーは、「船に乗り」、「決められた時間に上陸」、「船で帰ってくる」という流れです。

ホームページのキレイさと上陸率の高さなどから、「軍艦島コンシェルジュ」さんのツアーで行きました。

軍艦島コンシェルジュのホームページはこちら

軍艦島コンシェルジュのツアーにはランクが3種類ありました。

軍艦島コンシェルジュのツアー種類(金額は平日の金額)

・スタンダード:船の座席は1階自由席。5,000円+上陸料310円

・プレミアム:船の座席は2階、船内中央指定席。8,000円+上陸料310円

・スーパープレミアム:船の座席は2階、船内窓側指定席。10,000円+上陸料310円

※平日以外だと1000円増し。

せっかくなので、「スーパープレミアム」を申し込みました。

実際にかかった金額は平日だったので、10,310円/人でした。

船の右斜め前に軍艦島が見えるとのことで、右側の窓側の席を選びました。

ツアーは1日に2回(午前便と午後便)行っていました。

軍艦島コンシェルジュのスケジュール 午前便と午後便の1日2回
午前便午後便
受付開始 (軍艦島デジタルミュージアム) 9:00~10:30~
※午後便のお客様は早い時間(10:30~)でも
受付対応しております。
軍艦島デジタルミュージアム見学 ~10:00 ~13:00
常盤桟橋へ移動10:00~10:1513:00~13:20
乗船開始10:15~13:20~
常盤港出港10:30頃13:40頃
軍艦島上陸11:35~12:2014:40~15:25
帰港13:15頃
※上陸不可時12:15頃
16:20頃
※上陸不可時15:20頃

実際のスケジュールは、ほぼ上記通りでした。

私の旅行のスケジュールの都合上、午前便にて申し込みました。

軍艦島ツアー当日|準備・軍艦島デジタルミュージアムにて受付

集合場所の「軍艦島デジタルミュージアム」は大浦天主堂駅付近にあります。

持ち物など特別な準備は不要です。

服装は動きやすいもので靴はスニーカーで行きました。

船酔いする可能性があり心配だったので、船酔い薬を飲みました。

デジタルミュージアムは、軍艦島に関する展示品や映像、VR体験など様々な角度から軍艦島を知ることができる楽しいミュージアムです。

この建物が「軍艦島デジタルミュージアム」
軍艦島コンシェルジュの入口、1階に受付あります。

ツアーを申し込んだ方々は、帰港後も当日は自由に見ることができるとのことでした。

デジタルミュージアム1階にて受付をした後、「プレミアム」と「スーパープレミアム」の方々にのみ、軍艦島の解説がありました。

受付時に指定された時間にミュージアムの3階へ来るよう言われ、3階にて解説を聞きました。

その後、ガイドさんと一緒に港にある船へ向かいます。

船の乗り場までは徒歩10分程度でした。

予約した指定席に座り、出港しました。

トイレは船の中にもありましたので、必ず出港前に行かなくても大丈夫でした。

出港|40分のクルーズ旅

船は40分ほどで軍艦島に着くとのことでした。

最初は指定席の室内にて着席していましたが、デッキの後ろにある2階の屋外の自由席へ座って、外の風を感じながら景色を見るなど、比較的自由に過ごしました。

長崎市の街並みを海から見たり、大きな橋をくぐったり、ワクワクしながらクルーズを楽しみました。

ドリンクはお茶やコーヒー、コーラ、ジュースなど、冷蔵庫から各自好きなものを自由に飲めるフリードリンクでした。

「ジャイアント・カンチレバークレーン」
世界遺産です。三菱の造船所が船から見えました。
なんと「モアイ」が見えました。

40分ほどして右側前方にいよいよ軍艦島が見えてきました。

遠くに見えた軍艦島

その後、船から軍艦島をくるりと一周まわって、軍艦島と呼ばれるようになった見え方の方角に向かい写真撮影タイムが始まりました。

西側から見ると「軍艦」に見えます!

この時に、「プレミアム」と「スーパープレミアム」の方々は1階の船の先頭に行き、写真を撮ってもらえました。

崩壊の危険性がある立ち入り禁止エリアは船の上から見学。
建物の密集度が・・・。間違いなく既存不適格建築物。
廃墟感がすごい・・・
少しサッシが残っているような・・・

上陸|45分の時間制限あり

一周まわって、島の東側から上陸しました。

上陸は45分という時間制限があるとのことです。(長崎市との決まりなのか)

見学通路がしっかり整備されており、3箇所のほど、人が滞留できる見学スペースがありました。

上陸
潮の高さにより段々になっていました。
通路を歩いていきます。
歩けるように舗装され、手すりがまわっています。
当初は小さな島で、6回の護岸工事で拡張したとのこと。当時の重要な拠点だったという証拠だ。
注意事項記載あり。
見学スペースには、わかりやすく手すりがあります。
左に見えるオレンジ色のレンガは明治時代のもので、これが「世界遺産」の要素。
堤防の補強がすさまじい。
天川工法と呼ばれるオレンジ色の土を接着剤として使い補強を行った。
これが明治時代のもので、これも「世界遺産」
がれきの山。
台風などで建物が損傷している。
すぐにでも崩壊しそう・・・
築何年だろう・・・

まとめ|歴史を感じ、すさまじいパワー感じる島

感無量でした。

「40分のクルーズ」は島が見えるまでのワクワク感で、ちょうど良い距離感でした。特に船酔いしませんでした。

最初に島が見えたときは本当に感激しました。

廃墟ではあるものの、建物を見るとすさまじいパワーを感じます。

100年ほど前から60年ほど前に、最大幅約160m、最大長さ約480m、面積約63,000㎡の島に一時は5,300人ほどが暮らし、炭鉱の仕事をしていたなんて・・・。(東京ドーム約1.4個分。)

約100年前の高層のコンクリートの建物の損傷具合を見ることができるというのは、なかなかない体験だと思います。

島なので材料調達が難しいと思いますが、よくコンクリート打設したなと思います。

それほど、当時の炭鉱は重要で、しっかり政府がお金をかけていたということがよくわかります。

また、機会があれば崩壊する前に見に行きたいと思います。

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※2022年5月の情報なので、最新情報はご確認ください。

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