万田坑(まんだこう)は福岡県大牟田市と熊本県荒尾市にまたがる位置にある世界遺産です。
万田坑への行き方と所要時間、タイムスケジュールと交通費を記載します。
この記事でわかること
万田坑(世界遺産)とは
万田坑(まんだこう)とは、「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」として世界遺産に登録されています。
「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」は23の構成資産があり、その中の1つの「三池炭鉱・三池港」にあります。また、国指定重要文化財・史跡となっています。
「三池炭鉱」には“宮原坑”、“万田坑”があり、“宮原抗”に続き開削された主力坑です。
1902年(明治35年)から1951年(昭和26年)まで採炭されていました。
1908年(明治41年)に完成した第二竪坑(たてこう)の鋼製の櫓(やぐら)、巻揚機室(まきあげきしつ)、旧扇風機室などが保存されており、石炭の採掘から選炭、運搬に至る一連の流れを施設見学により知ることができます。
詳しくは三池炭鉱ホームページ
万田坑の場所と空港からのアクセスルート
万田坑は福岡県大牟田市と熊本県荒尾市にまたがる位置にあります。
最寄駅は大牟田駅、荒尾駅で、バス・タクシーで約10~15分です。
空港からアクセスする場合、福岡空港と熊本空港どちらからも同じような所要時間がかかるため、便数が多い福岡空港を使って行くことにしました。
次の日は熊本市内を観光する予定だったため、下記のルートとしました。
福岡空港 → 電車・タクシー → 万田坑 → タクシー・電車 → 熊本駅
福岡空港→博多駅→大牟田駅→万田坑
11:00頃、福岡空港に着いた後、地下鉄で2駅で博多駅に着き、昼食を食べました。
アミュプラザ10階の「B.B.M 博多」でハンバーガーを食べました。
万田坑へ行くのに荷物を預けて観光できると良いと思い、熊本へ荷物(スーツケース)を送る方法を調べたところ、新幹線で博多から熊本へ郵送するサービスを見つけました。
その名も「はやっ!便」です。
※「はやっ!便」については別記事で記事します。
【使ってみた】「はやっ!便」九州周遊旅行で使える荷物輸送サービスはこちら
みどりの窓口で荷物を預け身軽になり、万田抗へ電車で向かいます。
博多駅から大牟田駅まで電車検索すると、3種類のルートがあります。約70km
① JR特急:博多 → JR特急 → 鳥栖 → JR鹿児島本線 普通 → 大牟田
② 新幹線 :博多 → 新幹線 → 築後船小屋 → JR鹿児島本線 普通 → 大牟田
③ JR快速:博多 → JR快速 → 鳥栖 → JR鹿児島本線 普通 → 大牟田
① 約1時間10分~1時間30分 2,060円(乗車券1,310円 + 特急券 750円)
② 約1時間~1時間10分 2,570円(乗車券1,310円 + 特急券1,260円)
③ 約1時間10分~1時間30分 1,310円(乗車券1,310円)
※乗り継ぎがうまく行く場合は時間が大きく変わります。
そこで、快適さとコスパを考慮し①JR特急にしました。
13:30頃、博多駅発の特急「ハウステンボス」に乗り鳥栖駅へ行きました。たったの約25分ですが、快適でした。
鳥栖駅で飲み物を買って少し待ち、普通電車に乗り換えました。
普通電車は3~4両と、少ないので車内は意外と混んでいました。数駅は立ちましたが途中から座れ、約40分かかり大牟田駅に着きました。
15:00頃、大牟田駅を降りて駅前にある「おおむた観光案内所(大牟田観光プラザ)」にて観光資料をもらいました。万田坑まで行く方法として3つありました。
・バス
本数が少ない。大牟田駅、荒尾駅どちらからも1日に約数本。
・レンタサイクル
坂道あり。片道4km程度。乗り捨て不可。
・タクシー
金額がかかる。約1,500円。
今回あまり時間がなかったため、タクシーで行きました。約15分。1,420円
万田坑は有料エリアと無料エリアがあり、万田坑に行くにはまず「万田坑ステーション」という施設に向かいます。
無料エリアである「万田坑ステーション」には、万田坑の歴史がわかる展示品、写真、映像、部品、VRコーナー、万田坑の施設全体がわかる模型が展示されています。
また、万田坑は2014年に公開された映画「るろうに剣心 京都大火編」のロケ地として使われた場所で、るろうに剣心の衣装などの展示もあります。
有料エリアは実際に当時の建物の内部に入り散策できます。有料エリアに入るには「万田坑ステーション」でチケットを買います。
万田坑の所要時間は約1時間30分でした。(有料エリアと無料エリア合わせて)
各施設良い雰囲気の廃墟が多数あります。
定休日:月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始。
9時30分~17時(有料区域の入場は16時30分まで) 大人410円/人
万田坑→荒尾駅→熊本駅
17:00頃、散策の後は熊本へ向かうため、タクシーを呼び荒尾駅へ向かいました。約10分、940円。
荒尾駅から熊本駅はJR鹿児島本線で約45分。
この区間も普通電車は3~4両と少ないので車内は意外と混んでおり、熊本駅までほぼ立ちでした。
18:30頃、熊本駅に着いたあと、みどりの窓口にて荷物を受け取りました。無事に届いて「はやっ!便」は良いサービスでした。
まとめ 散策タイムスケジュールと交通費
10:50 福岡空港着
11:08 福岡空港発
↓ 地下鉄 6分
11:14 博多駅着
11:40 昼食 B.B.M 博多 アミュプラザ10階
12:45 博多駅 みどりの窓口
荷物預ける「はやっ!便」
13:31 博多駅発 特急「ハウステンボス13号」
↓ JR鹿児島本線 26分
13:57 鳥栖駅着
14:11 鳥栖駅発 普通 荒木駅行き
↓ JR鹿児島本線 12分
14:23 荒木駅着
14:33 荒木駅発 普通 八代駅行き
↓ JR鹿児島本線 30分
15:03 大牟田駅着
15:05 おおむた観光案内所
15:10 タクシー乗る
↓ タクシー 14分
15:24 「万田坑ステーション」着
チケット購入。万田坑散策。約1時間30分
17:00 タクシー呼ぶ。荒尾駅へ向かう。
↓ タクシー 10分
17:20 荒尾駅着 電車待ち。休憩。
17:50 荒尾駅発 普通 八代駅行き
↓ JR鹿児島本線 46分
18:36 熊本駅着 みどりの窓口
荷物受け取り「はやっ!便」
電車 鹿児島本線 博多→大牟田:2,060円(乗車券1,310円+特急券750円)
タクシー 大牟田駅→万田坑:1,420円
タクシー 万田坑→荒尾駅:940円
電車 鹿児島本線 荒尾→熊本:860円
万田坑チケット 大人1枚:410円
九州の周遊旅行にはコインロッカーより荷物輸送サービスが便利な場合があります。
博多、熊本、鹿児島を新幹線で輸送するサービス「はやっ!便」。詳細は下記の別記事に記載あります。
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